株って食べられるの？
このコーナーではそんな初心者向けの質問を集めてみました。

株は株式会社の所有者を表すものです。
会社は株式を発行することで、会社運営に必要な資金を調達しています。
株式会社に出資した人を株主、約束の証書を株または株券といいます

会社が発行し、その会社に対する出資を証明するのが株券(株式)になります。
株を発行することによって企業は会社を経営するための資金を銀行ではなく、市場（しじょう）から調達することができます。

仮にある企業が額面50万円の株式を10000株発行したとすると
50万×10000＝50億
ということで50億円の資金を調達することができます。

株式の売買はすなわち投資であり、株主の権利を売買するということです。
株式を保有するとその会社の一部を保有していることになります。そのため株式の保有者、株主は株主総会に参加する権利を得ることができます。株主総会に参加して会社の経営に意見を出しましょう。

ここを読んでいる人は既に投資家か、あるいはこれから投資家になる人ですよね！
あなたが投資家であるなら利益を出すように株式を売買しましょう。

株の値段、株価は毎日変化しています。そのため買った値段より株価が高くなったときに売却をすれば、利益を出すことができます。これをキャピタルゲインといいます。

次に配当金です。１年に１回ないし２回（銘柄によって異なる）持ち株数に応じて配当金が出ます。これをインカムゲインといいます。配当が無い銘柄もありますので、気を付けましょう。

最後に、株主優待です。
例えば、外食産業の株を買うと、多くはレストランなどの優待券を送ってきます。各社とも趣向を凝らしているので、これも楽しみの一つです。

株を買うには証券会社に口座を開かなければなりません。
まずは証券会社に口座を開いて、お金を入れ、証券会社に注文します。

電話やインターネットで申込をすれば口座開設の手続きができます。書類が郵送されてきて、申込書に記入、署名捺印をして、本人確認書類などと一緒に返送して初めて口座が開設されます。

本人確認書類とは免許証や健康保険証のコピー、住民票などです。

証券会社にはサービスを売りにしている大手証券とネットトレードで安さを売りにしているネット証券があります。 ネット証券に口座を開設すればインターネットで取引ができます。大手証券会社窓口で株の取引をするのと比べ、ネット取引のほうがだいぶ手数料が安くなっているようです。

株式の売買の取引時間は、午前は９時から１１時まで、午後は１２時半から３時まで。午前中の取引を「前場」、午後を「後場」と読んでます。

とはいうものの証券会社に注文を出すだけなので、取引時間中に見張っていなければならないってわけでもありません。

売買には「成り行き注文」と「指し値注文」の２通りあります。成り行き注文は、「いくらでもいいから買いたい。」という場合に使います。売買が成立した後に、買った価格が分かります。反対に、希望価格を設定して注文するのが、指値注文です。

株には、単位株といって、銘柄ごとに、最低売買単位が決められています。１株から１０００株まであります。つまりミカンで言えば一盛りじゃないと売らないということですね。

例えばト○タ自動車の株が一株4000円だとします。しかし証券会社に4000円持っていってもト○タ自動車の株は買えません。トヨ○自動車は売買単位が100株だからです。つまり株価が4000円なら40万円用意しなければ買えないということです(;´Д｀)

この単位株は引き下げられるのが時代の流れです。単位株が大きいとどうしても多額の資金が必要になりますから。単位が低いほうが嬉しいですよね（´∀｀　）

ミニ株は、普通の株の十分の一の単位で取引できる制度です。

上記のように単位株が決まっていると、個人が投資をしたくても多額の資金が必要になります。その問題を解決するためにミニ株という制度ができました。小額でも投資できるのがいいですね。ただ、株主総会などには出席できません。